予定に無かった
『ターシャ・テューダ展』(click!) を満喫し過ぎ、
本来の目的だった
映画、"マン・オン・ワイヤー"の上映時間
に遅れてしまうところでした。
映画館の座席に着いたと同時に予告編が終わる、
というギリギリっぷり。
このマン・オン・ワイヤーは
ワールドトレードセンターのツインタワー屋上間を
綱渡りをしたフランス人、
フィリップ・プティのドキュメンタリー映画です。
地上411メートルを命綱無しで渡る
という無謀すぎる彼の夢は
もちろん違法行為なので、
仲間達と極秘に計画を進め
ワイヤー設置をする様子は、
まるでスパイ映画か何かを見ているようで
とてもスリリング。
そして
サティの"ジムノペティ"をBGMに
恍惚の表情を浮かべた彼が
寝そべったり、お辞儀をしながら
地上411メートルを歩く最後のシーンはもう、
ただただ美しいのです。
完全にアートです。
とにかくお勧めの映画です。
★★★★★